文房具に興味を持ち始めた頃、「MDノート」という名前を耳にしました。
それが、ミドリ(MIDORI)から発売されているノートシリーズで、文房具好きの間ではとても人気があることを知ります。
ちょうどその頃、私は万年筆との出会いも果たしました。
書き心地とインクのゆらめきに魅せられ、「書くこと」が趣味として確立しはじめたタイミング。
この2つの出会いが重なり、私はMDノートを手に取ることになりました。
ミドリ「MDノート」ってどんなノート?
公式HPより、「MDノート」とは?
「書く」にこだわった、MDノート
書きたいとき、その気持ちをそのままに。だから、シンプルに。
180度フラットに開き書きやすく、万年筆から鉛筆まで、さまざまな筆記具で心地よく書けるよう開発された「MD用紙」、「MD用紙コットン」を使用したノートです。
ペン先から伝わる紙の質感、手にするたび、書くたびに感じられる一体感を体験してみてください。
私自身、MDノートに万年筆で書くとき、いつも安心感があります。
これまで裏抜けを経験した記憶がありません。たぶん一度もないと思います。
そしてもうひとつのお気に入りポイントが、製本の美しさ。
全ページが180度フラットに開く「糸かがり綴じ」になっているので、見開きのまま書きやすくストレスがありません。
シンプルだからこそ、ノートが書く自由を制限しない。
余白の美しさ、紙の手ざわり、ペン先から伝わる心地よさ――。
書くことの喜びを、静かに後押ししてくれる、そんなノートです。
万年筆とMDノート、最強の組み合わせ
万年筆を使うようになって初めてわかるのが、「紙との相性」です。
インクがにじんだり、裏抜けしたり、かすれたり……。
その点、MDノートは違います。
紙がインクをすっと受け止めてくれて、にじまない、裏抜けしない。
万年筆の良さがそのまま紙の上に表現されるんです。
書いていてうれしくなる、そんな感覚をMDノートは味わわせてくれます。
ノートはピンからキリまで。でも“ピン”には理由がある
もちろん、ノートは110円でも買えますし、価格と質は必ずしも比例しません。
(以前ご紹介したDAISOのPUノートも大のお気に入りノートです。)
けれど、このノートには、それだけの価値があると私は感じています。
“ピンはピンたる理由がある”。
見た目のシンプルさとは裏腹に、その作りの細やかさ、書き心地の良さは、実際に使ってみないとわからない魅力にあふれています。
書くことが趣味になる、それがMDノート
MDノートは、「書くことが楽しい」と思わせてくれるノート。
万年筆を使うようになった方には、ぜひ一度試してほしいノートです。
その使い心地の良さが、きっと「書く習慣」にそっと寄り添ってくれるはず……
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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