何かを始めるとき、「まずやってみる」という一歩目はとても大切ですよね。
失敗しても構わない、うまくいかなくてもそれでいい。
その軽やかな心構えが、行動のハードルを下げ、私たちを前に進ませてくれます。
始めることができたら、次は続けること。
毎日少しずつでも積み重ねていけば、自然と習慣になり、継続の力が生まれてきます。
ここまでは、私自身も少しずつできるようになってきました。
ですが、本当に難しいのはその先──「変化し続けること」だと、最近よく感じます。
続けるだけでは成長しない?「こなすだけ」になってしまう落とし穴
習慣が根づいてくると、「とりあえずやればOK」という状態に陥ることがあります。
続けること自体が目的になり、内容が薄まってしまう感覚です。
これは大人だけでなく、子供にも同じことが起こります。
我が家では、子供たちが小さい頃から「毎日学習する習慣づけ」を目標に、家庭学習を続けてきました。
それ自体はうまくいき、小学生になった今も、毎日ドリルに取り組んでいます。
しかし最近、子供たちはすっかり“こなしモード”。
「なぜ毎日やるのか?」という本来の目的よりも、
「今日も終わらせればいい」というノルマ重視の姿勢になってきました。
基礎学力を伸ばすためではなく、ゲームをするための勉強になっている……。
小学生だから仕方ない面はあるにしても、親としてモヤモヤします。
そして同時に、ハッと気づきます。
私自身はどうだろう?
大人も同じ。「やればいい」で終わる習慣になっていないか?
毎日取り組むようにしていることはいくつかあります。
しかし「とりあえずやった」ということで満足していないか?
心の中で問いかけてみると、胸がチクリとします。
子供たちを責められません。
結局、大人の私も同じことをしているのです。
「始めること」
「続けること」
この2つまではできていても、その先の
「変化すること」
ここが抜け落ちている。
成長につながる“プラスの変化”を生み出せていない、そんな実感があります。
習慣を成長に変える鍵は『振り返り』と『改善』
毎日の積み重ねを「ただの作業」にするか、「成長の種」にするか。
その分岐点にあるのが、
・振り返り
・分析
・改善
この3つです。
しかし、この工程が一番サボりやすい。
やらなくても毎日は回っていきますし、「今日はできた」という安心感だけで終わらせられるからです。
でも、それでは向上がありません。
習慣が停滞し、成果も変わらず、マンネリ化だけが進んでしまう。
だからこそ、
「少しだけでいいから、昨日より良くする工夫を探す」
その姿勢を持ちたいなとふと思いました。
“ちょっとした改善”が毎日を前向きにする
もちろん、常に上を目指して息苦しくなる必要はありません。
ストイックに完璧を求めると、続けることすら億劫になります。
ですが、
「どうすれば今より少し良くなるかな?」
「今日の積み重ねは、私をどんな方向に進めてくれるだろう?」
そんな小さな問いを投げかけてみようと思います。
日々の生活に張り合いが生まれ、小さな成長が積み重なっていく。
その変化はゆっくりでも確かで、心に明るさを運んでくれます。
習慣は「続ける」だけで終わらせない
- はじめる
- 続ける
- 変化していく
「とりあえずやるだけ」で終わらせず、
ほんの少しでいいから、改善の光を当てる。
今日の積み重ねに、ほんの1ミリの変化を。


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