干し柿を吊るしてから、約1週間が経ちました。
気温も湿度もほどよく、今年の干し柿は順調に干からびてきています。
見た目にも少しずつ“干し柿らしさ”が増してきました。
最近では主人も干し柿の様子が気になるようで、普段はほとんど立ち入らない部屋へ、
わざわざ様子を見に行くようになりました。
吊るされた柿をじっと眺めている姿を見ると、「そんな一面があったとは……」と、思わず微笑ましくなります。
毎日少しずつ変化していくものには、人を惹きつける何かがあるのかもしれませんね。
毎日少しずつ変化していくものは、見ているだけでも楽しいものですね。
時代は「タイパ」「コスパ」だけど…あえて逆行する楽しさ
近ごろよく耳にする「タイパ(タイムパフォーマンス)」や「コスパ(コストパフォーマンス)」。
現代の価値観として定着しつつあり、時間もお金も効率よく使うことが求められる場面が増えました。
でも、このブログではその対極にあるようなことを日々綴っています。
干し柿づくりなんて、まさに「タイパ最悪」。
皮をむいて、紐をかけて、熱湯消毒して、雨を避けて、カビに気をつけて……と、
手間はかかるし完成までに長い時間もかかる。効率とは無縁の世界です。
時代に逆行しているような行為だと思うこともありますし、
今もふと「これ、どうなんだろう?」と頭をよぎることがあります。
でもその一方で、“楽しんだもん勝ち” だよね、とも思うのです。
別に勝負ではないのですが、タイパが悪くても、コスパが悪くても、心が喜ぶなら全く問題なし。
手間ひまをかける時間そのものが、すでにご褒美のような気がします。
ビジネスは効率が大切。でも暮らしは別の尺度でもいい
もちろん、ビジネスの世界においては効率や生産性を追求することが重要です。
私たちは日々、そうした仕組みの上に成り立つ便利さの恩恵を受けていますし、そこには素直に感謝しています。
ただ、家庭の中にまで「効率至上主義」を持ち込まなくてもいいのでは? とも思うのです。
暮らしの中には、あえて遠回りをしてみることで心が満たされたり、
面倒な工程そのものに楽しみを見出せたりする瞬間があります。
干し柿づくりはまさにそれ。
手間はかかりますが、その分だけ、完成した時の嬉しさや愛着はひとしお。
効率だけでは測れない価値が、暮らしには確かに存在するのだなと実感しています。
ゆっくり育つ“干し柿時間”を楽しむ
1週間たった干し柿は、これからさらに旨味が凝縮されていく大事な時期。
部屋の中に吊るされた柿を眺めながら、季節の移り変わりや時間の流れを楽しんでいます。
効率を求める日もあれば、ゆっくり過ごす日があってもいい。
暮らしの中の“無駄かもしれない時間”こそ、心を豊かにしてくれるのかもしれません。
干し柿の完成まで、もう少し。
また経過をご報告します。


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