おせんべいが美味しいと感じるようになった理由|大人のおやつ事情の変化

生活の余白

洋菓子に心躍らせていた頃の私

少し前まで、私にとって「おやつ」といえば洋菓子でした。
フィナンシェ、マドレーヌ、クッキー、チョコレート。

甘くて、バターの香りがして、ひと口食べれば幸福感が広がる。
洋菓子は、日常の中にある小さなご褒美でした。

それでも変化は静かにやってくる

そんな私が、最近ふと気づいたのです。
「あれ、おせんべいって、こんなに美味しかっただろうか」と。

もちろん、洋菓子が嫌いになったわけではありません。
今でも大好きですし、あれば嬉しい。
ただ、以前のように“頻繁に食べたい”という気持ちが、少し落ち着いてきました。

理由ははっきりしています。
食べた後の満足感と、その後にやってくる罪悪感のバランスが、以前と変わってきたのです。

おせんべいは「気軽さ」がちょうどいい

一方で、おせんべいはどうでしょう。
甘さが後を引くこともなく、食べ終えた後の気持ちが軽い。

「おやつに一枚」という選択が、心理的にもとても楽なのです。
コーヒーや紅茶ではなく、緑茶と一緒に食べたくなるところも、今の自分にしっくりきます。

派手さはないけれど、安心感がある。
それがおせんべいの魅力なのだと、今になって実感しています。

年齢とともに変わるおやつとの距離感

年齢的な変化も、やはり大きいと思います。
代謝が落ちた、という言葉で片付けてしまえばそれまでですが、
それ以上に「これからの自分とどう付き合っていきたいか」を考えるようになった気がします。

夫にこの話をすると、
「何をそんなに気にしているの?」と、軽く言われました。
確かに、少し食べたからといって、すぐに何かが変わるわけではありません。

それでも、体型が大きく変わってしまうことには、やはり抵抗があります。

好きなものを、無理なく楽しむという選択

我慢ばかりの生活は、きっと長続きしません。
だからこそ、完全に洋菓子をやめるのではなく、
「特別なときに、ちゃんと味わう」存在に変わっていったのだと思います。

その代わり、日常のおやつはおせんべい。
この役割分担が、今の私にはちょうどいい気がします。

年齢とともに、好みが変わること。
それを少し寂しく感じる瞬間もありますが、
こうして新しい“お気に入り”に出会えるのは、悪くないものです。

コメント