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ときめきと実用のバランスを見つける:文具欲との向き合い方

文具の余白

文房具が好きになって10年、いま思うこと

文房具に興味を持ち始めたのは、約10年前のこと。
その頃から少しずつ熱が高まり、ここ5年、さらに直近1年は、自分史上最高の文房具熱に包まれていました。
新しいノートやペンを見つけては、「これは運命!」とときめき、悩みに悩んでお迎え。
結果として、手元にはたくさんの文房具たちが並ぶようになりました。

でも最近、ふと立ち止まって振り返ると、まだ活用できていたい文具が気がかりになってきました。

「使いきれない文房具たち」に感じる違和感

あれほど心が動いて選んだペンやノートたち。
なのに、まだ出番待ちの子がたくさん。
棚の奥で静かに眠っている彼彼女らを見るたびに、
これは私が本当に望んでいたことだったのかな?と疑問がわいてきました。

私は、コレクターではありません。
自分の部屋もないので、できる限り荷物は少数精鋭にしておきたい。
けれど、気づけば文房具が加速度的に増えていたのです。

文房具欲を見直す。いま大事にしたいこと

そこで最近は、**“今あるものを見直す”**ということを意識しています。

長らくお取り置き状態だった憧れのノートも、思い切って使ってみる。
「もったいない」と思っていた紫陽花のシールも、そっとページに貼ってみる。
使ってみることで、やっぱりその良さを再発見できたり、自然と愛着が湧いてきたりするものです。

たくさん試したからこそ、わかってきた「自分の好み」

私はまだまだ文房具初心者ですが、今よりもっと右も左もわからなかったころは、
「このノートとあのノート、何が違うの?」と気になって、たくさん試してみました。

その結果、少しずつ「自分の好み」がわかるようになってきた気がします。
紙質、サイズ、書き心地、装丁――それぞれに合うシーンがあることも学びました。

文具熱はこれからも続くと思いますが、今ここでいったん、膨張していた欲を収斂させたいなという気持ちが強くなっています。

手元の文房具を、もっと活かしたい

いま私が楽しんでいるのは、手元の文房具を活かす方法を模索することです。
現時点で稼働しているノートの使い方を見直したり、
書く習慣の中に、眠っている文具たちを登場させたり。

選択肢を広げるのも楽しいですが、選択肢をあえて絞ることで感じる“研ぎ澄まされた感覚”も悪くありません。
そこに、自分らしい暮らしの形が少しずつ見えてくる気がするのです。

おわりに:文房具との関係は、これからも続いていく

文房具熱はきっと、これからも静かに燃え続けていくはず。
でもその熱を、自分の暮らしに合った“ちょうどいいかたち”で楽しんでいきたい。

新しいときめきを大切にしつつ、今ある文房具たちとの関係も、もっと深めていけたら。

暮らしに寄り添う文具との対話は、きっとこれからも続いていくのだと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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