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ノートを使いこなすコツ:気負いを手放す

文具の余白

学生時代は「ノートが続かない」が悩みだった

私は昔から、システム手帳よりもノートのほうに強く惹かれてきました。
けれど、学生時代は「学習ノート」や「大学ノート」といった、いわゆる量販型のノートしか知らず、
どれも使いこなせないまま途中でやめてしまうことばかり。
書いては続かず、気分を一新しようと新しいノートを買ってまた始めてみる——そんな繰り返しでした。


文房具の世界を知って、ノートの奥深さに目覚めた

学生を終えて社会人になると、文房具への興味が強まりました。
文具店に並ぶ、さまざまな紙質・デザイン・製本のノートたち。
その世界の奥深さに魅了され、100均ノートから高級ノートまで、幅広く試してきました。

最初は高級ノートを買うことにためらいがありました。
「本当に使いこなせるのか?」「最後まで使い切れるか?」
そんな気持ちで、踏ん切りがつくまでに何年もかかりました。


思い切って買った「365デイズノート」で日々の記録を

そんな中、ようやく自分に許可を出して購入したのが「365デイズノート」。
このノートは、用途別に3冊使っています。

  • 主人との結婚生活を綴った連用日記(10年以上継続中)
  • 小学3年生の長男の育児記録(10年以上継続中)
  • 小学1年生の次男の育児記録(7年以上継続中)


この3冊の運用は順調で、これからも記録を続けていこうと思っています。


ノートごとに用途を分ける工夫

ノートは、使う目的に合わせて使い分けています。

  • MDノート:好きな言葉や文章を集める「ことば集めノート」
  • ジークエンスノート:英語学習の記録用(雑記帳としては断念)
  • ほぼ日手帳オリジナル:日々の予定と気づきを書き留めるバレットジャーナル

用途に応じてノートを選ぶことで、それぞれの魅力を活かすことができるようになりました。


ジークエンスノートに抱いた「気負い」との葛藤

中でも扱いに戸惑ったのが、ジークエンスノート。
高級感があり、曲げても壊れない丈夫さに惹かれたものの、「高級ノートだから」という気持ちが強すぎて、なかなか使い始められませんでした。

ようやく雑記帳として使い始めたものの、万年筆で書いたら裏抜けしてしまい、がっかりしてページを破ってしまいました。
でもその瞬間、変な気負いが一気になくなり、結果としてもっと自由に使えるようになったのです。


タフさこそがジークエンスの魅力だった

現在は、ボールペンで英語のノートとして活用しています。
英語の学習は繰り返しが肝心なので、ページを何度も開いて使い倒すのに、ジークエンスのタフさはぴったりです。

初めは大事に革カバーをかけていましたが、気軽に開いて書くには、むしろその“丁寧すぎる扱い”が逆効果だったと気づきました。


ノートを使いこなすコツ:気負いを手放すこと

私がノートを続けられるようになった一番の理由は、「完璧を目指さない」と決めたことでした。
雑な字になってもいいし、途中で使い方が変わってもいい。
失敗したページは破ってもいいし、ノート自体を変えてもいい。

そのくらいの“ゆるさ”があってはじめて、ノートは自分の生活に寄り添う道具になるのだと思います。

とはいえ、なるべく丁寧に書きたい、という気持ちもどこかにある。
その両方のバランスを取るためには、試行錯誤を重ねることが一番の近道でした。


まとめ:ノートは「使い切る」ことで見えてくる

ノートは、買ったときのワクワクだけではなく、「最後まで付き合ってこそ本当の魅力がわかる道具」だと思っています。
これからも、用途や自分の気分に合わせていろんなノートを試しながら、自分にとっての「使いやすさ」を見つけていきたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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