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ボールペンを最後まで使いきる喜び|モノを大切にする暮らしと三方良しの習慣

文具の余白
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なんでもないボールペンを使いきった小さな達成感

先日、特別高価でも思い入れのある一本でもない、ごく普通のボールペンを使いきりました。
写真ではインクが少し残っているように見えるのですが、もう筆記できません。

ほんの些細なことですが、「最後まで使った」という事実が、心にじんわりとした満足感を与えてくれます。
若い頃の私は、こうして物をきっちり使いきることが少なかった気がします。
書きにくくなったら別のペンに乗り換えたり、引き出しの中に中途半端な状態で放置してしまったり……。

けれど近年は、きちんと「使いきる」という習慣が身についてきました。

実家から引き継いだ文房具たちを着実に消費

この習慣の背景には、実家から譲り受けた古い文房具の存在もあります。
まだ使えるのに眠っていたボールペンや鉛筆、色鉛筆などを引き取り、着々と日常で使っています。

新しいものを買うのは簡単です。
でも、今あるものを最後まで使いきることは、精神衛生上とてもすがすがしいです。
引き出しの中に中途半端に残ったままのペンやノートが積み重なっていくと、知らないうちに気持ちまで散らかってしまうもの。
逆に、一本をきっちり使いきると、「やりきった」という達成感とともに、心の中にも余白が生まれるように感じます。

ものを最後まで大切に扱うことは、単なる節約やエコのためだけでなく、自分の気持ちを整えることにもつながっているのだと思います。

使いきることは「三方良し」

「三方良し」という言葉があります。買い手よし、売り手よし、世間よし。
私にとって「消耗品を最後まで使うこと」も、同じように三方良しだと思います。

  • 私自身にとって:最後まで使いきる達成感が得られ、心がすっきりする
  • 我が家の家計にとって:無駄な買い足しが減り、節約につながる
  • 地球環境にとって:ゴミを減らし、資源を無駄にしない

安価な消耗品であっても、この三方良しの循環を意識すると、その一本一本が尊い存在に思えてきます。

100均時代だからこそ大切にしたい姿勢

今は100円ショップや通販で、手軽に文房具や日用品が手に入る時代です。
便利さはありがたいけれど、「まだ使えるのに新しいものを買ってしまう」サイクルに陥りやすくもあります。

だからこそ、モノを最後まで大切に使う姿勢を持ち続けたいと思います。
使いきることは地味で目立たない習慣ですが、確実に生活を整えてくれる力を持っています。

文房具以外でも「詰め替え」と「使いきり」を意識

この考え方は文房具だけに限りません。
わが家では、シャンプーやボディソープ、食器用洗剤や衣類用洗剤も、基本的に詰め替え用を利用しています。
容器を無駄に捨てることなく、必要な分だけを補充していく。
これもまた、「使いきる習慣」とつながっています。

毎日の暮らしの中で「最後まできちんと使う」という行為を積み重ねることで、生活は少しずつ整い、心地よさや安心感を与えてくれます。

「最後まで使う」ことが生む豊かさ

特別なペンでなくても、一本を最後まで使いきった時には、小さな喜びが生まれます。
それは豊かさと呼ぶほど大げさなものではないけれど、日常の中で心をふっと軽くしてくれる感覚です。

消耗品を最後まで大切に使いきることは、私自身の気持ちにも、家計にも、環境にも優しい習慣。
これからも、その小さな喜びを大切にしていきたいと思います。

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