子どもの「やってみたい」を大切に|小さな体験が育てる判断力と成長のきっかけ

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体験にお金を払うという選択

週末、しゃぶ葉へ行った帰りに、息子たちとショッピング街を歩いていると、ゲームセンターが目に入りました。

そこにあったのが「10円ゲーム」。
飴や小さなお菓子をすくい取る、いわゆるお菓子すくいのゲームです。

子どもたちは「やってみたい」と目を輝かせます。

正直なところ、心の中では
「お菓子が欲しいなら、直接買った方がいいのでは?」
と思ってしまいました。

けれど同時に、「ゲームをする」という体験そのものにお金を払う価値もあるのかもしれない、と考え直し、挑戦してみることにしました。


うまくいかないことも、立派な体験

ほぼ初めてのお菓子すくい取りゲーム。

1回目、二人とも取れず。
長男は「あ、そうか」と何かに気づいた様子で、もう一度挑戦しました。

しかし結果は変わらず、二人とも何もゲットできませんでした。

残念無念。

でも、「やってみたい」と思ったところから、実際にやってみて、うまくいかず、悔しさを感じるところまで——
これらすべてが体験なのだと感じました。

かかった金額は40円。
金額以上の経験を得られたように思います。


喜びも落胆も、すべてが学びになる

さらに、クーポンで1回無料のクレーンゲームにも挑戦しました。

マインクラフトのクリーパーのぬいぐるみを狙うと、持ち上がった瞬間、
「取れた!?」と3人で一瞬大喜び。

しかし、その直後に途中で落下。

長男も次男も、そして私もがっかり。

この「期待して喜び、そして落胆する」一連の流れもまた、体験の一部です。

成功だけでなく、失敗や悔しさも含めて、子どもたちの中に何かが残っていくのだと思います。


過去の経験がつながる瞬間

この出来事で思い出したのが、去年の夏に初めてマクドナルドのハンバーガーを食べたときのことです。

それまで「食べてみたい」と思っていたものを実際に口にしてみて、
子どもたちなりに感じることがあったようでした。

親が与える情報や価値観だけではなく、
「自分で体験してどう感じるか」。

その積み重ねが、少しずつ自分なりの判断基準を作っていくのだと感じます。


親としての距離感を考える

親の立場として、つい「こっちの方がいい」と先回りしてしまうことは少なくありません。
けれど、それが子どもの「やってみたい」という気持ちを抑えてしまうこともあります。

もちろん、すべてを自由にさせるわけにはいきませんが、
小さな挑戦や好奇心の芽は、できるだけ大切にしたいものです。

実際には、知らず知らずのうちに自分の価値観を押し付けてしまっている場面もあると思います。

だからこそ、そのことを自覚しながら、少し距離を取る意識も必要なのかもしれません。


小さな体験の積み重ねが未来をつくる

今回のゲームセンターでの出来事は、本当にささやかなものでした。

けれど、
「やってみたい」
「うまくいかない」
「悔しい」
「もう一度やりたい」

そういった感情の動きすべてが、子どもたちにとっての大切な経験です。

小さな体験の積み重ねが、やがて自分で考え、選び、判断する力につながっていく。

そう考えると、たとえ40円でも、十分すぎる価値があったように思います。

これからも、子どもたちの「ちょっとやってみたい」という気持ちを大切にしながら、
その芽を摘んでしまわないように、そっと見守っていきたいと思います。

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