何が功を奏すか分からないものだ
最近めっきり寒くなってきました。
冬が近づくと毎年お世話になるのがブランケット。
家族で取り合いになることもあり、今年は数が足りないと感じて、買い足しを検討していました。
ネットの手芸店でいくつかのブランケット素材を比較し、ようやく「これにしよう」と候補を絞ったところ。
あとは購入ボタンを押すだけ……そんな段階でした。
主人の「手袋ない?」がもたらした予想外の展開
そんな中、出勤前の慌ただしい時間帯に、主人が突然「手袋ない?」と聞いてきました。
正直その瞬間は、
(今忙しいのに……)
と内心少し思ってしまいました。
とはいえ出さないわけにもいかず、押し入れをガサゴソ。
手袋はすぐに見つかってひと安心……のはずが、そこで思わぬ発見がありました。
押し入れの奥から出てきたのは、すっかり存在を忘れていた ブランケット用の布地。
購入履歴をさかのぼってみると、なんと4年前に「安いから」と買い置きしていたものでした。
これがあるなら、わざわざ新しく買う必要はない。
長い比較検討は、まさかの「在庫発掘」によって終了。
購入予定は見送ることにしました。
面倒に思った瞬間が、あとで意味を持つことがある
朝のバタバタした時間に、少し面倒だと思いながら手袋を探したこと。
でも、その行動のおかげで“忘れ物”に気付けた。
そして、そんなきっかけをくれた主人にも、後からじわっと感謝が湧いてきました。
その瞬間にはただの「手間」に感じることも、あとになって
未来のどこかにつながる伏線だった
と気づくことがあります。
うまくいったと思う選択も、最善とは限らない
逆に、その時点では「これがベスト」と思って選んだことが、あとから振り返ると別に最善ではなかった…なんてこともあります。
結局、
- どの選択が正解だったか
- どれが成功への道だったか
そんなものは後にならないと分からないし、ときには一生分からないこともある。
だからこそ、どんな出来事も含めて「全部ひっくるめて自分の人生」。
たとえ予定外の流れだとしても、どう生かすかは自分次第なんだなと感じました。
人生は意外なきっかけで動いていく
今回のブランケット騒動(?)は、たった数分の面倒くささが結果的に無駄買いを防ぐことにつながった出来事でした。
人生って、ほんの小さな行動や何気ない声かけが、思わぬ形で未来を変えるもの。
そう考えると「起きていることすべてがヒント」なのかもしれません。
これからも、そんな“思いがけない未来の入口”を見落とさずにいたいなと思った朝でした。


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