*にほんブログ村アイキャッチ対策

忙しい日こそメモを残そう:忙しい日のための簡単メモ術

文具の余白

動く日ほど、書きたいことが増える矛盾

朝から予定が詰まっていて、あちこち出かける日。
そんな日は、どうしても「ノート時間」が減ってしまいます。

一方で、一日中家にいて、静かに過ごせる日は、気持ちにも余裕が生まれ、自然とノートに向かう時間も増えます。

このこと自体はごく自然な流れですが、最近になって、ある矛盾に悩むようになりました。
それは――ノートを書く時間がない日の方が、むしろ書きたいことが増えるということ。

忙しさの波にメモがさらわれる日

外出先でふと立ち寄ったお店が良かったり、通りすがりに目にした景色に心を動かされたり、
人との会話のなかで新しい情報を得たり、思いがけないアイデアが浮かんだり。

つまり、「動く日」は、予期せぬインプットの宝庫なのです。
何気ない行動のなかに、メモしておきたい瞬間がたくさん詰まっています。

それなのに、次から次へと予定をこなしていると、
「あ、これ書いておこう」と思っても、そのまま流れていってしまうことがしばしば。

あとでノートに書き留めようと思っていたことも、
思い出せずにごっそり抜け落ちていたりします。

「もったいないなあ」と思いつつ、忙しい日にはメモの優先順位が自然と下がってしまう。
そして、その日にしか拾えなかったはずの感情や行動が記録されないまま消えていくのです。

メモのハードルをもっと下げてみる

「もっとちゃんとメモしたい」と思っても、
丁寧にノートを書く余裕がない日もあるのが現実。

だからこそ、最近はメモのハードルを思いきって下げるようにしています。

たとえば──

  • ポケットに小さなメモ帳を入れておく
  • 字がぐちゃぐちゃでも気にしない
  • とにかく一言だけでも書く

どれも「きれいに残そう」「きちんと書こう」と思わないことがポイントです。
あとで見返したときに、自分がそのとき感じたことを思い出す「フック」になっていれば十分。
それだけでも、未来の自分はきっと助けられるはずです。

ノート時間とメモ時間は、別々に考えていい

これまで私は、ノート時間=じっくり机に向かって書く時間だと思っていました。
でも、最近は「忙しい日は、メモの時間だけでもあればいい」と考え方を変えるようになりました。

その場では書ききれなくても、
後日、時間に余裕ができたときに、メモをもとにノートを書き起こす。

この「分けて考える」スタイルにしてからは、
動く日も落ち着く日も、どちらも心地よくノートと付き合えるようになってきました。

メモは、未来の自分への贈りもの

忙しい日ほど、心が動く瞬間は多い。
その日の空気や感情は、その日しか味わえない貴重なものです。

だから、そんな日にはほんの一言でもいいから「なにかを残す」。
その意識を忘れずにいたいと思うのです。

完璧じゃなくていい。
読み返して「何これ?」と思ってもいい。
でも、その一言のメモが、未来の自分にとって大切な手がかりになることがあります。

メモスキルをもう少し磨いていきたい。
そう思う今日この頃です。


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

コメント