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書くことが、やっと楽しくなってきた。:昔は書けなかったけど

文具の余白

書きたいのに、書けなかった日々

ノートに何かを書いてみたい。
日々の出来事や感じたこと、何でもない思いつき。
ノートに残せたら素敵だなと思いつつ、実際にペンを走らせると手が止まってしまう。

言葉が浮かばないわけではない。
むしろ、頭の中は言葉でいっぱい。
それでも「書き残す」ことができなかったのは——

理由は、「恥ずかしかった」から。
自分の考えや気持ちを誰かに見られることを恐れていたのかもしれないし、
後で読み返して「黒歴史」として悶える未来を想像していたのかもしれない。

当時の私は、若さゆえの自意識過剰真っ盛りだった。

書くことへの抵抗が、ふと消えた

そんな私が、今ではノートを書く時間を「癒しの時間」ととらえられるようになった。

この変化に、劇的なきっかけがあったわけではない。
ただ、年齢を重ねるうちに、少しずつ書くことへのハードルが下がっていったのだと思う。

「達観した」と言うには大げさかもしれないけれど、単に「どうでもよくなった」と言ったほうが近い気がする。
自分の気持ちに、いちいち理由や正当性を求めなくなっただけかもしれない。

ノートは自分と向き合う小さな場所

今の私は、毎日ノートを開く。
まだまだノートとの付き合い方は模索中ではあるものの、心理的ハードルはどんどん低くなっている実感がある。

誰かに見せるためではなく、自分と会話するためのノート。
書いていると、少しずつ気持ちが整っていくのを感じる。

あの頃感じていた「書くことへの羞恥心」は、もうない。
むしろ、何も書かない日のほうが落ち着かないくらいだ。

書くことは、自分を知ること

ノートは、いつだって静かにこちらを待ってくれている。
たとえ1行だけでも、ぐちゃぐちゃな気持ちでも、何を書いたっていい。
自分のためのノート時間は、今日も私の心に、そっと余白を作ってくれる。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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