新年早々、自分の気質と向き合う|福袋とセールに揺れる「お得に弱い私」の葛藤

生活の余白

新年早々に訪れた、自分の気質との闘い

新年が明けて間もなく、私はさっそく自分自身の気質と向き合うことになりました。
新年といえば、福袋や初売り、目玉セール。
街中やネット上には「お得」という言葉があふれ、気持ちが浮き立つ時期でもあります。

これまで、福袋やセール品を購入したことは何度もあります。
実際に「買ってよかった」と思えた経験もありました。
しかし、時間が経ち、気持ちが落ち着いて振り返ると、多少値が張っても、自分が本当に気に入ったものを選んだほうが満足度は高い、という結論に至ることがほとんどです。

それなのに、なぜか毎年同じように「お得」に心が揺れてしまう。
今年もまた、その流れに飲み込まれそうになりました。


手芸屋さんの新年セールに心を掴まれて

きっかけは、手芸屋さんの新年セールでした。
画面を開くと、目に飛び込んでくるのは「新年特価」「数量限定」「今だけ」の文字。
あれもこれも驚くほど安い。
「これは今買わなければ損なのでは?」という気持ちが、じわじわと膨らんでいきました。

安いから、あれも欲しい。これも欲しい。
気がつけば、欲しいものを次々とカートに入れ、頭の中はすっかり買い物モードになっていました。

ネットショップだったため、次に立ちはだかったのは「送料無料ライン」という壁です。
どうせなら送料を払いたくない。
その一心で、金額を調整するために商品を追加し、リストアップし直し、また見直す。
その作業を、何度も何度も繰り返していました(涙)。


「本当に必要?」と自分に問い続ける時間

一通りカートを整えたあと、ふと立ち止まります。
「これ、本当に今必要だろうか?」
「安いから欲しいだけではないか?」

手芸用品を買えば、それを活用するために、当然ながら時間が必要になります。
作品を考え、手を動かし、完成させるまでの時間。
私はそれが好きであり、楽しみでもある一方で、現実にはやるべきことが他にもたくさんあることを自覚しています。

主人からも、「それ以外にやることがあるだろう」と指摘されることがあり、その言葉は決して的外れではありません。
新年早々、私は何をしているのだろう、と少し冷静になりました。


押せなかった「購入ボタン」と残る迷い

さんざん迷った末、購入ボタンを押そうとした、その瞬間。
なぜか、指が止まりました。
「ポチッ」と押すことができなかったのです。

押さなかったことを後悔しているのか、それとも「これでよかった」と思っているのか。
正直なところ、気持ちはまだ揺れています。
このあと、気が変わって購入してしまう可能性も、ゼロではありません。

それでも今は、「安いから買いたい」という衝動を一度やり過ごし、セール期間が終わるのを静かに待ちたいと思っています。


「お得」に振り回されない一年を目指して

今年も早々に、「お得」に悩まされてしまいました。
この気質は、なかなか厄介です。
しかし同時に、こうして立ち止まり、自分の行動や気持ちを言葉にして整理できていることは、小さな前進なのかもしれません。

安いから買うのではなく、本当に必要で、心から気に入ったものを選ぶ。
その選択ができる一年にしたい。
そう思いながら、今日も購入ボタンを押さずに画面を閉じました。

この迷いそのものが、今の私なのだと受け止めつつ、自分の気質と、これからも少しずつ付き合っていこうと思います。

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