適当に、でも、こまめに包丁を研ごう|毎日の料理を楽にする小さな習慣

生活の余白

毎日使う包丁だからこそ、確実に劣化する

包丁は消耗品です。
どれほど高価な包丁であっても、毎日使えば刃先は摩耗します。
トマトの皮が潰れる、鶏肉の皮が切れない、野菜を切るたびにストレスを感じる。
これらは切れ味低下のサインです。

「まだ使えるから」「今日は時間がないから」と先送りにしているうちに、切れ味の悪さが日常になってしまいます。
しかし、切れない包丁は料理の効率を下げるだけでなく、力が必要になる分、ケガのリスクも高めます。

包丁研ぎを買ったのに、使わなかった理由

その時のために、私は2年以上前に包丁研ぎを購入しました。
手軽に使える3段階タイプのシャープナーで、理屈の上ではとても便利な道具です。

ところが、現実は違いました。
稼働率は驚くほど低く、「研ぐのが面倒くさい」という気持ちが先に立ち、切れ味の悪い包丁をそのまま使い続けていたのです。

背景には、「包丁を研ぐなら、丁寧に、しっかりとやらなければならない」という思い込みがありました。
中途半端にやるくらいなら、やらないほうがいい。
そんな極端な考え方が、行動を止めていたのだと思います。

完璧を捨てたら、行動できた

あまりにも切れ味が悪くなったある日、考え方を変えました。

「3段階×10回でいいから、とにかく研ごう」

そう自分に言い聞かせ、ほんの数分、包丁研ぎを使ってみました。
結果は明確でした。
完璧ではないものの、切れ味は確実に改善したのです。

この体験から、「完璧でなくても、やれば効果はある」という当たり前だけれど忘れがちな事実を実感しました。

0か100ではなく、0か30でいい

何か新しい習慣を始める時、無意識に高い完成度を求めがちです。
しかし、そのハードルの高さが、行動そのものを妨げます。

包丁研ぎも同じです。

  • 丁寧に研げないならやらない
  • 時間がないから今日はやめる

こうして「0」が積み重なります。
でも、「0か100」ではなく「0か30」で考えてみるとどうでしょうか。

30でも、0よりは確実に良い。
切れ味は少しでも回復し、次に研ぐまでのハードルも下がります。

適当でも、こまめに続ける価値

包丁研ぎは、一度完璧にやることよりも、こまめに続けることのほうが重要なのだと思います。
数分で終わる簡単な手入れを定期的に行うだけで、切れ味の悪化を防げます。

結果として、

  • 料理のストレスが減る
  • 調理時間が短くなる
  • 包丁を安全に使える

といったメリットが積み重なります。

小さな行動が、日常を変える

「適当に、でも、こまめに包丁を研ごう」。

この考え方は、包丁研ぎに限らず、日常のあらゆることに当てはまるような気がします。
腰が重いと感じる時ほど、完璧を目指さず、少しだけ手を動かしてみる。
その積み重ねが、確実に暮らしを楽にしてくれます。

これからは、切れ味が落ちたと感じたら、深く考えずに包丁研ぎを手に取る。
そんな小さな習慣を、大切にしていきたいと思った出来事でした。

コメント