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壊れたものを直して使う楽しさ:オリジナリティ?のある暮らし

生活の余白

新品のワクワクと、使い続ける中での変化

新品を手にするときのワクワク感は、特別なものがあります。
開封する瞬間の高揚感、手に取ったときの質感、初めて使うときの新鮮な喜び――どれも心が躍る体験です。

しかし、どんなに気に入っていた物でも、使い続けるうちに少しずつ変化が現れます。
擦り切れたり、壊れたり……
そんなとき、すぐに捨ててしまうのではなく、「何とか直せないかな?」と試行錯誤してみることがあります。

修理や修繕が生み出す、唯一無二の魅力

壊れたものを自分の手で修理できたとき、その物に対する愛着はぐんと増します。
完璧ではないかもしれないけれど、自分で直したものには特別な味わいがある気がします。

たとえば「ダーニング」と呼ばれる技法があります。
衣類の穴や擦り切れた部分を、カラフルな糸で装飾的に繕う針仕事のことです。
ただ修復するだけでなく、新たな魅力を加えることもできます。

私自身も、子どもたちのズボンや靴下に空いた穴を、ダーニングでよく修繕しています。
補修した部分がちょっとしたアクセントになって、かえって可愛く仕上がることもあります。

ノートだって「直して」いい

この「直して使う」という考え方は、衣類や道具だけでなく、ノートや日記などの紙ものにも応用できるのではないか、と思いました。

新しいノートを使い始めるときは、やはり嬉しいものです。
お気に入りの文房具で、丁寧に書き始めます。
しかし、だんだんと雑になってしまったり、「これはちょっと書かなきゃよかったな」と思うようなページが出てくることもあります。

そんなときも、デザインペーパーを貼ったり、シールで隠してみたりすると、そのページが生まれ変えることができるのでは?
修繕ではなく“装飾”という形での手直し。
すると、不完全だったページにも、オリジナリティと愛着が生まれ、許容できるのではないかと。

ちょっとした工夫が、心地よい毎日につながる

完璧を求めすぎず、「まあ、いいか」と思える余裕。
そして、壊れたものや失敗も楽しみに変えていく工夫。
そうした姿勢があると、毎日はもっと自由で、のびのびしたものになっていく気がします。

新品のときのワクワクも、使い続けるうちに生まれる味わいも、どちらも大切にできる暮らし。
壊れたからといって終わりではなく、直すことでより自分らしいものへと育てていく――
そんな楽しさを、もっと取り入れていきたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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