「自家製連用日記」とは、市販のノートを使って、約20年分、あるいは48年分もの記録を続けていく日記のことです。
特別なアプリや専用の手帳がなくても、シンプルな方法で、長く続けることができます。
実際、わが家ではすでに10年以上、記録が続いています。
用意するものはたった2つだけ。
ひとつは「365デイズノート(方眼・A5サイズ)」、もうひとつはお好きな筆記具(個人的にはシャープペンシルか鉛筆がおすすめです)。
このノート、1日1ページ、365日分の記録ができて、しかも方眼罫入り。
縦には48マスあり、年単位の記録を工夫して書くことができます。
私はこのノートを、2つの用途で使っています。
ひとつは育児日記として、もうひとつは家族の行動記録として。
■ 約20年分の育児日記
方眼を縦に20等分すれば、1日あたり約2行。
ちょうど育児の記録にぴったりなんです。
赤ちゃんの頃は書きたいことが多くて、つい3行、4行になる日も。
でもそれでいい、書きたいことは書けるだけ。
日々のちょっとした言い間違いや、おもしろい反応、性格の片鱗が見えるような出来事まで、些細なことが宝物のように思えてくるのが、育児日記の魅力です。
うちには2人の子どもがいて、それぞれに1冊ずつ日記があります。
長男(ドラエモン)はもうすぐ9年目、次男(ポケモン)は7年目に突入。
1ページの中に年ごとの記録が並んでいるので、同じ日付で「去年はこんなこと言ってたのか」と振り返るのが楽しい時間でもあります。
正直、20年分すべて書ききれるかはわかりません。
でも、全部埋めることが目的じゃない。
毎日を「記録しよう」と思ったこと自体が、すでに大切な時間だったと気づかされます。
■ 48年分の行動記録
もうひとつのノートは、家族の行動記録。
こちらはもっとシンプルで、1日1行、その日のトピックスをひと言だけ書きます。
「(スーパーの名前)」「体調不良」「帰省〇日目」など、本当に一言でOK。
どこにも行かず、特に何もなかった日は天気マークだけ。
この記録を始めたのは、夫と出会った頃から。だからもう12年目になります。
結婚前のわくわくするような毎日、出産や育児のてんやわんやな日々、最近の落ち着いた生活まで、ぜんぶ1冊におさまっていると思うと、ちょっと感慨深いです。
■ なぜ365デイズノートなのか?
その理由は…一言で言えば、「368ページあるから」です。
1年分を無理なくまとめて記録できるんです。
方眼罫で書きやすく、見返しやすいのもポイント。
細かいこだわりはまた別の機会に語らせてください。
毎日たったひとことでも、積もれば大きな宝物になる。
そんな日々の積み重ねを、1冊のノートに閉じ込めていく作業は、とても静かで、豊かな時間です。
読んでくださって、ありがとうございます。
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