洗濯物を干すのは「無駄」なのか
最近は全自動で乾燥までしてくれる洗濯機が普及し、「洗濯物を干すなんて時間の無駄」という声もよく耳にします。
私もYouTubeで「乾燥まで任せるのが最強!」という動画を見て、確かに効率的だなあと感心しました。
電気代が少しかかったとしても、人生の時間を節約できるのだから合理的。
そう考えると「干す時間がもったいない」という意見もうなずけます。
それでも私が干す理由
それでも私は、毎日のように洗濯ばさみを使って一枚ずつ干しています。
もちろん乾燥機の電気代を節約したいという理由もありますが、それだけではありません。
洗濯ばさみを指先でつまみ、半濡れの布を広げて干す──
その繰り返しの中に、ちょっとした「脳トレ」や「心の余白」を感じているのです。
干す作業は小さな脳トレになる
私は干すとき、最速”を意識しています。
ちょっとした自分ルールを守りながら「どうすれば効率的か」を考えること自体が、ちょっとした脳トレのように感じます。
さらに、指先を細かく動かす作業は脳の活性化にもつながるといわれています。
日常の何気ない家事の中に、実は“脳のエクササイズ”が潜んでいるのかもしれません。
「動く瞑想」としての干す時間
洗濯物を干す作業には一定のリズムがあります。
洗濯ばさみをつまみ、布を広げ、ピンと張る。
単調な繰り返しなのに、心がすっと落ち着いていくのです。
効率化が叫ばれる時代にあって、あえて「手を動かして時間をかける」ことは、瞑想に似た効果をもたらしてくれます。
私は心の中で「脳トレ、脳トレ」とつぶやきながら干していますが、それ以上に“心を整える習慣”になっているのだと思います。
効率化と非効率化のバランスを楽しむ
もちろん、家事を徹底的に効率化できれば便利ですし、時間を有効活用できるでしょう。
けれど、暮らしの中にはあえて「非効率なことを残す」ことで得られる豊かさもあります。
私にとって洗濯物干しは、その象徴のような存在です。
電気代の節約という実利だけでなく、指先の運動、脳トレ、心のリフレッシュ。
小さな行為の中に思わぬメリットが隠れているのではないかと。
まとめ|干す作業を楽しむ工夫
洗濯物を干す作業は、一見すると手間で非効率に思えます。けれど実際には、
- 脳トレになる(指先+小さな判断)
- 動く瞑想として心を整えてくれる
- 電気代節約という現実的なメリットもある
といった効果があるのではないでしょうか。
効率化が重視される今だからこそ、こうした「非効率な家事」をあえて楽しむことで、暮らしに余白と豊かさが生まれる気がします。
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