バレットジャーナルを続けてきた数年間
私はここ数年、ずっと「バレットジャーナル的なノート」を書き続けてきました。
バレットジャーナルの魅力は、シンプルに自分の生活を管理できることにありますが、長く続けるためには自分なりのルールが必要だと感じています。
私にとっての続ける秘訣は「客観的な事実だけを書きつけること」。
その日の出来事、タスクの進捗、体調や天気といった“事実”に限定して記録を残すのです。
一方で「感じたこと」や「思ったこと」はできるだけ書かないようにしてきました。
というのも、気持ちを書き始めると、つい同じような内容をだらだらと綴ってしまい、後から読み返すのがつらくなり、結果としてノートを破り捨ててしまう確率が一気に高まってしまうからです。
ノートを破棄してしまうループ
これまで使ってきたバレットジャーナルのノートは、現時点でほとんど残っていません。
気持ちを書き始めると、次第にそのページを手元に置いておくことができなくなり、破棄する――。
その繰り返しをしてきました。
それでも不思議と「もう一度始めてみたい」と思ってしまうのです。
今回も例に漏れず、バレットジャーナルに客観的な記録だけでなく、雑記帳のように何でも書きたくなってしまいました。
雑記帳として使ってみる試み
頭の中を占領していることをバレットジャーナル上で可視化するのも面白いのではないか、と考えるようになりました。
特に、SNSで不意に見かけた情報に気を取られてしまうことが多いと感じています。
そういう時に「気になったらメモしておいて、頭の中からは追い出す」。
これをやると、思考がスッキリ整理されます。
雑記として書き残しておくと、むしろ頭の中が軽くなるように感じます。
同時に、自分がどんなことにとらわれやすいのかを見つめ直し、その対策を考えるヒントにもなりそうです。
気持ちや感情も書き残すメリット
ちょうど今の時期は、SNSやブログなどで、いろいろな人の手帳の使い方を拝見できる機会が多いです。
その中で「TO DOリストだけでなく、気持ちや感情も一緒に書くことで、自分の状態をより把握できる」という意見をよく目にします。
感情を書き留めておくことで、後から振り返った時に「あの時はこういう気持ちだったのか」と整理でき、気持ちに飲み込まれることが少なくなるというのです。
私自身もそれを試してみたいと思うようになりました。
ノートは自分を客観的にする訓練
「自分のことは自分が一番わかっている」
――そう思い込みがちですが、実際には自分の感情や思考を客観的に把握するのはとても難しいことです。
だからこそ、ノートを書く。
ただ頭の中で考えるのではなく、言葉にして書き出し、客観的に眺める。
バレットジャーナルはその訓練の場として最適なのかもしれません。
破棄してしまうこともありますが、それも含めて「自分と向き合うための時間」だと思えば、書くこと自体に意味があるのだと感じています。
まとめ
バレットジャーナルを続けるコツは「事実だけ書く」シンプルさにありましたが、今は「気持ちや感情も取り入れてみたい」と思っています。
頭の中を可視化し、感情を客観的に見つめる訓練のために。
ノートは残らなくても、その時々に自分と向き合った時間は確かに積み重なっています。
それこそが、私にとってのバレットジャーナルを続ける一番の価値なのかもしれません。
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