文房具が好きで、ついあれこれ買い集めてしまう。
そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
新作や限定デザインを見ると、つい手が伸びてしまう。
でも気づけば、手元にはペンやノート、マスキングテープがたくさん。
「これ、使い切れるのかな……」と、少しモヤモヤした気持ちになることもあります。
そんなときに意識したいのが、文房具の“循環”です。
使いながら不要なものを手放し、本当に気に入ったものをリピートしていく。
このサイクルを回すことで、心地よい文具生活がぐっと近づいていくはずです。
使いきれない文房具が増える理由
振り返ってみると、「ときめいたときに買う」ことが続いてしまうのが原因かもしれません。
かわいいデザインや限定色、またはセール品を見つけると、「今買わなきゃもう手に入らないかも」という気持ちが働き、つい購入してしまう。
さらに、文房具は一つひとつの単価が高くないため、「このくらいならいいか」と気軽に買えることも拍車をかけます。
でも、その小さな積み重ねが、気づけば在庫過多につながっていくんですよね……
結果として、使い切れないノートやペンたちが、カゴや引き出しの中で眠ることになってしまいます。
文房具を「循環」させる考え方
そこで取り入れたいのが、「買う → 使う or 手放す → リピートする」という循環の流れです。
気に入った文房具を楽しみながらも、余らせないようにバランスを取ることが大切です。
保留ボックスを活用する
しばらく使わないものは「保留ボックス」にまとめておきます。
一定期間使わなかったら、「本当に必要か」を見直すサイン。
気持ちが離れているなら、思い切って手放す選択肢も見えてきます。
使い切る喜びを感じる
気に入って使い切ったペンやノートは、リピート買いするか、新しいものにバトンタッチ。
お気に入りを使い切る喜びは、ただ「買う」よりもずっと満足感が高いものです。
この循環を続けることで、自分の好みもよりクリアになっていきます。
手放す=捨てるだけじゃない
「手放す」というと、ゴミとして捨てるイメージが強いかもしれません。
でも、フリマアプリで販売したり、寄付するという方法もあります。
こうした選択肢を持つことで、「せっかく買ったのに」という罪悪感をやわらげながら、気持ちよく次に進むことができます。
文房具にとっても、眠らせておくより誰かに使ってもらうほうがずっと幸せです。
「循環」を意識すると、買い物の仕方が変わる
文房具の循環を意識し始めると、不思議と買い物の仕方も変わってきます。
- 「今あるものを使い切ってから買おう」
- 「お気に入りに出会えるまでは我慢しよう」
そんな小さな意識の変化が、在庫過多を防ぐ大きな力になります。
そして、棚の中が整理され、お気に入りの文房具だけが並んでいる状態になると、眺めているだけでも気持ちが軽くなるものです。
余白のある文房具ライフは、創作意欲や手帳時間の充実にもつながっていきます。
まとめ|文房具は「溜める」より「回す」ほうが心地よい
文房具をたくさん持つこと自体は、決して悪いことではありません。
でも、溜め込みすぎると、せっかくのお気に入りが埋もれてしまいます。
だからこそ、使って、手放して、またお気に入りを迎える——この循環を回すことが大切。
文房具は「溜める」よりも「回す」ほうが、ずっと心地よいのです。
そんな暮らし方を意識していけば、文房具との付き合い方も、もっと自分らしく、しなやかに変わっていくはずです。
この記事は、つい文房具を買いすぎてしまう自分へのちょっとした戒めとして書きました。
これからも、“循環”を意識しながら、心地よい文具時間を楽しんでいきたいと思います。
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