不誠実な人ばかりが目につく時代に
世の中には、本当にいろいろな人がいます。
ニュースを見れば、事件や事故、不祥事など、どちらかといえば「不誠実な人」の行いばかりが報道されます。
そのたびに、心が痛みます。
政治や社会の世界を見ていると、まるで不誠実な人ほど得をして、権力を手にしているようにさえ感じることがあります。
「まじめに生きるのがばかばかしい」と、心がやさぐれてしまう瞬間もあるかもしれません。
身近な場面でも、ゴミ出しのルールを守らない人、ポイ捨てを平気でする人、約束を軽んじる人……。
そうした光景を目にするたびに、「どうしてこんなにマナーを守れない人が多いのだろう」と思うことがあります。
誠実な人に出会って気づいたこと
そんな中で、先日あるトラブルがありました。
正直、少し構えていたのですが、その相手の方が驚くほど誠実に対応してくださったのです。
こちらが恐縮してしまうほどに、丁寧で真摯な姿勢。
後になって、「あんなに良くしてもらったのに、私の対応は問題なかっただろうか。」と申し訳ない気持ちになりました。
その出来事をきっかけに、改めて思い出しました。
世の中には、確かに誠実な人もいるのだということを。
誠実な人の特徴とは
誠実な人というのは、他人がどうであっても自分の信念を曲げない人だと思います。
不誠実な人が得をしているように見えても、
「自分もそうしよう」とは考えない。
誠実な人は、損得ではなく「正しいと思う行動」を選ぶのだと思います。
誰かが見ていなくても、手を抜かず、約束を守り、責任を果たす。
その生き方は、静かだけれど確かな力を感じます。
そういう人の姿には、言葉では言い表せない美しさや品格があります。
まさに「生き方そのものが誠実」なのだと思います。
不誠実な人を見て心が揺らぐ時に
正直なところ、私も時々思います。
「不誠実でもうまく生きている人を見ると、誠実でいる意味なんてあるのだろうか」と。
でも、誠実であることは他人に評価されるためのものではない。
誠実であることは、自分自身が胸を張って生きるための指針です。
他人の行動に心を乱されても、自分の軸を見失わないことが大切なのだと、改めて感じました。
先日出会った誠実な方の姿は、私にとっての道しるべになりました。
その方のように、見返りを求めず、ただ「正しくあろう」とする姿勢。
それを見習って、私もまた、誠実に生きたいと思いました。
誠実さは静かな強さ
誠実さは派手ではありません。
でも、誠実であり続けることは簡単なことではなく、強さが必要です。
不誠実な人が一時的に得をしても、誠実な人は信頼という財産を積み上げていきます。
誠実でいることは、人生を正直に、まっすぐに歩むこと。
それは、どんな時代でも、誰かの心を温める「光」のような存在ではないでしょうか。
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