10月末、私はようやく重い腰を上げて病院を受診しました。
理由は、約4か月もの間、ずっと気になり続けていた肌の痒みです。
日常生活に支障が出るほどではないものの、ふとした瞬間に意識が向いてしまう、あの不快な感覚。
「そのうち治るだろう」と自分に言い聞かせながら、気づけば4か月が経過していました。
しかし、ある時ふと「このまま放置しても、良くならないのではないか」と思い至り、ようやく病院に行く決心をしたのです。
4か月放置してからの受診
今振り返れば、なぜもっと早く受診しなかったのかと思います。
痒みは目に見える傷のように切迫感がなく、「我慢できなくはない」状態が続くため、つい後回しにしがちです。
忙しさや面倒くささも相まって、結果として4か月もの時間を費やしてしまいました。
診察では、症状や経過を伝え、医師から飲み薬を処方していただきました。
1日2回、20日分。
薬の効果をすぐに実感
処方された薬を飲み始めて、驚くほど早く効果を感じました。
数日もしないうちに、あれほど気になっていた痒みが明らかに軽減したのです。
お風呂上りにあった強い痒みも減り、「これは効いている」と実感しました。
ここまでは、とても順調でした。
勝手に薬をやめた結果
問題はその後です。
痒みが落ち着いたことで、私は勝手に「もう大丈夫だろう」と判断し、薬の服用を中断してしまいました。
医師から指示された20日分を飲み切る前に、です。
なぜそんな判断をしたのか、今となっては自分でもよく分かりません。
副作用が出たわけでもなく、飲み忘れたわけでもなく、ただ「良くなったから」という理由だけでした。
なんでやねん!
再発する痒みと後悔
当然のように、しばらくすると痒みは再発しました。
しかも、以前と同じように、じわじわと気になり始める形で。
完全に治っていなかったのだと、その時になってようやく実感しました。
それでも、すぐに飲み薬を再開しなかった自分がいます。
「また様子を見よう」と、相変わらずの自己判断です。
重ね重ね、なんでやねん!!
再び薬を飲み始めて
最終的に、飲み残していた薬を毎日きちんと服用することにしました。
すると、やはり痒みは落ち着いてきました。
薬の効果は明らかで、「効く薬を、なぜ素直に飲まなかったのか」と、自分の行動を反省せずにはいられませんでした。
医師が処方した日数には、きちんと意味がある。
そのことを、身をもって理解した出来事でした。
処方薬は「症状が消えたら終わり」ではない
今回の件で強く感じたのは、「症状が軽くなった=治った」ではない、という当たり前の事実です。
特に痒みのような症状は、表面的には落ち着いても、体の内側ではまだ治療途中であることが多いのでしょう。
自己判断で薬を中断することが、結果的に回復を遅らせたり、再発を招いたりする。
そのリスクを、もっと真剣に考えるべきでした。
残りの薬に託す思い
今は、残りの薬をきちんと服用し切るつもりでいます。
そして、薬がなくなった後も、痒みが再発しないことを祈るばかりです。
同時に、もし再び症状が出た場合は、今度こそ早めに受診し、医師の指示に従おうと思います。
小さな不調こそ、正しく向き合う
今回の出来事は、肌の痒みという一見ささやかな不調でした。
しかし、その対応一つで、安心して過ごせる日常が左右されることを実感しました。
自己流で済ませず、専門家の判断を信頼すること。
その大切さを、改めて胸に刻んだ一件です。
次に同じような状況になった時、「なんでやねん」と後悔しない選択ができるよう、この経験を忘れずにいたいと思います。


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