気負わず書ける雑記帳が欲しかった
私にとって、雑記帳を選ぶ際の最優先事項は、なによりも“気楽さ”でした。
書きたいときに書きたいだけ。
日々の「ちょっとしたこと」を綴る場所。
そんな目的で使うノートに、立派さや高級感は必要ありませんでした。
むしろ、気取ってしまうと書けなくなる。
そんな自分の性格もわかっていたので、選ぶノートには「気兼ねのなさ」が必須条件でした。
測量野帳、365デイズノート…いいノートなのに続かなかった理由
実は、これまでに測量野帳や365デイズノートといった人気ノートも試してきました。
どちらもデザインや書き心地は申し分なく、文具好きとしてはとても気に入っていました。
けれど、続かなかったのです。
その理由を考えてみると、どちらも「気楽さ」のどこかが欠けていたから。
測量野帳の場合:買いやすさがネックに
測量野帳は手のひらサイズで持ち運びやすく、表紙もしっかりしていて大好きなノートです。
ですが、近所の店舗では手に入りにくく、ネットで注文する必要があります。
ページ数も少なめなので、使い終わるペースが早く、買い足す頻度も高くなる。
そのたびに送料を考えると、「まとめ買いするほど使うかな?」と迷いが生じてしまい、結果、手が伸びにくくなってしまいました。
365デイズノートの場合:高価格ゆえのプレッシャー
一方の365デイズノート。見た目も素敵で、方眼レイアウトも理想的。
ただ、2,000円を超える価格帯は、私にとっては「気軽に使う」には少しハードルが高めでした。
書き始めるたびに「これ、ちゃんと書かないともったいないよな…」という気持ちが生まれてしまい、結果、筆が止まってしまうのです。
DAISOのPUノートにたどり着いた理由
そうした試行錯誤の末に出会ったのが、DAISOのPUノート(B6サイズ)でした。
価格はもちろん税込110円。全国どこにでもあるDAISOで手軽に手に入ります。
しかも、紙質もペン先を選ばず、ざざっとボールペンで走り書きできるのが魅力。
インクを選べば万年筆でも筆記が可能。
飾らない分、どんなことでも気兼ねなく書ける。
これこそが、私にとって「続けられるノート」の条件でした。
「雑記帳」は道具、気軽に使い切るくらいがちょうどいい
もちろん、「素敵なノートを使いたい!」という気持ちは今でもあります。
でも、雑記帳という用途においては、どうやら“割り切り”が私には合っているようです。
高級ノートのように「大事にしなきゃ」と思う必要がないからこそ、日常の一部として自然に続けられる。
今使っているDAISOのPUノートは、なんとすでに8冊目に突入しました。
こうして続けられているのは、気軽に始められて、気軽に終えられる、そんな「道具としての距離感」が絶妙だったからかもしれません。
気になる欠点は…突然の廃版リスク?
一点だけ気がかりなのは、このノートがDAISO商品であるということ。
つまり、ある日突然、廃版になるかもしれないという不安を常に抱えています。
このまま変わらず販売が続くことを願いつつ、もしものためにストックを検討中です。
とはいえ、そこまで気に入って使える雑記帳に出会えたこと自体が、ちょっとした幸運のようにも思います。
おわりに
今回は、雑記帳選びの試行錯誤と、DAISOのPUノートに落ち着いた理由について綴ってみました。
「素敵なノートを使いたい」と思いつつも、「気楽に続けたい」という本音とのバランス。
そんな葛藤を経て、いまは「気兼ねのなさ」を軸にノートと付き合っています。
では、私がそのノートでどんなことを雑記しているのか…その話は、また別の機会に。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
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