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バレットジャーナルの活用法:失敗記録が自分を整える。ノート生活のすすめ。

文具の余白

日々、記すこと。
それは、日付、天気、TO DO、行動記録、備忘録、そして「失敗したこと」。

私はバレットジャーナル風ノートを日課としていますが、その中でも最も大切にしているのが「失敗」の記録です。
この習慣が、思いがけず心の整理に繋がっていると感じるようになりました。


愛用スタンプで日々の記録にリズムを

日付の記入には、4〜5年前に購入したお気に入りのスタンプを使っています。


ポン、とスタンプを押すだけで、ページにちょっとした区切りができ、気持ちもスッと整います。
地味ですが、なくてはならない相棒です。


なぜ「失敗」を記録するのか

私は長らく「失敗しないことが大切」と信じて生きてきました。
でも、いつしかそれでは前に進めないと気づき、やっと「失敗こそが学びになる」と思えるようになったのです。

もちろん、どんな失敗でも、直後は落ち込みます。
自責の念や後悔、苛立ち、怒り。
感情の雨にずぶ濡れになって、しばらく立ち直れないこともあります(ちょっと大げさですが…)。

けれども、時間が経つと不思議と気持ちは晴れていきます。
そういう心の移り変わりを書き残すことで、「今はしんどいけど、やがて晴れる」と自分自身に教えることができるようになってきました。


中年になって、かっこ悪さも受け入れられるようになった

若い頃は、自分の情けなさを記録するなんて、恥ずかしいと感じていました。
でも今は「かっこ悪さも、自分らしさのひとつ」と思えるようになりました。

ノートに書くことで、自分の中のうごめく感情から少し離れて、以前よりも客観的に自分を見つめられるようになったと感じています(当社比ですが)。


「自分の取り扱い説明書」を作るような感覚で

自分の感情や行動を言葉にすることで、自分を少しずつ理解できるようになる。
バレットジャーナル風ノートは、まるで「自分の取り扱い説明書」を作っているような感覚です。

思うようにいかない日も、うまくいった日も、淡々と記録する。
そして、「なんであの時そう思ったんだろう?」と、あとから振り返る。

絶賛試行錯誤中ではありますが、こうして記録を重ねることで、少しずつ自分の「クセ」や「傾向」が見えてくる気がしています。


理解されなくても、書き続ける

家族には、こういうノートの使い方はまったく理解されません。
でも、それも想定内。私は今日も静かにノートを開きます。

自分を整える時間を持つことは、誰のためでもなく、何より自分のため。
そんな風に思えるようになったのも、中年になった今だからこそかもしれません。


最後に

失敗したことを書くときには、ちょっとした“私的ポイント”もあるのですが、それはまた別の機会に。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
記録は誰かのためでなく、自分のため。
そして、たとえ小さな失敗でも、それが明日の自分のヒントになると信じています。

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