積読から脱却する読書習慣の作り方|「短時間集中読書」のすすめ

生活の余白

子どもには願ってきた「読書習慣」

子育てをする中で、「本に親しんでほしい」という願いは、ずっと変わらず持ち続けてきました。
図書館に足しげく通い、読み聞かせをし、興味を持ちそうな漫画や図鑑を揃えるなど、
できるだけ自然に本を手に取れる環境づくりを意識してきたつもりです。

書店やネット書店、BOOKOFFを利用する機会も多く、子どもたちの本を選ぶ時間は、私にとっても楽しいひとときでした。
そしてそのついでに、「これも読んでみたい」と、自分用の本も購入することがありました。

しかし、その「いつか読もう」と思って買った本は、気づけば積読の山になっていたのです。


気になり続けていた「積読」という存在

本棚に並ぶ未読の本たちは、決して忘れていたわけではありません。
視界に入るたびに、「読まなければ」「このままではいけない」と、どこかでずっと気になっていました。

それでも、日々の生活に追われ、子どもたちのことを優先するうちに、自分の読書時間は後回しになり、
気づけば読書習慣そのものが薄れてしまっていたのです。

そしてある時、ようやく「今こそ読もう」と、積読に手を伸ばしました。

ところが、ここで思わぬ壁にぶつかります。


1冊を読み切ることへの抵抗感

いざ読もうと本を開いてみると、以前のように一冊を通して読み進めることに、少し抵抗を感じている自分がいました。

積読の量が多いこともあり、「どれから読もう」「最後まで読めるだろうか」という気持ちが先に立ってしまい、思うように読み進められません。

読書のブランクがあると、集中力も以前とは違います。
気持ちはあるのに、なかなか読書モードに入れない。
そんなもどかしさを感じていました。


複数冊を少しずつ読むという方法

そこで試してみたのが、「1冊に絞らず、数冊を少しずつ読む」という方法です。

気になる本を何冊か手元に持ってきて、その時の気分で、ほんの数ページだけ読む。
時間も10分、15分程度。区切りのよいところで、無理なくやめる。

すると不思議なことに、短時間集中の繰り返しで、読書のリズムが自然と戻ってきました。

今日はこの本、次はあの本、と気分を変えながら読むことで、飽きることなく、本を開くことができるようになったのです。
結果的に、「読書をすること」そのものへのハードルがぐっと下がりました。

これは、読書のリハビリとして、なかなかいいのではないかなと実感しています。


親が読まなければ、子どもに伝わらない

子どもたちに「本をたくさん読んでほしい」と願ってきたにもかかわらず、自分自身の読書習慣が薄れていたことに、改めて気づかされました。

親が本を読んでいる姿は、言葉以上に子どもに伝わるはず。
本が身近な存在であることを伝えるには、やはり親自身が読んでいることが大切なのだと思います。

読書は、知識のためだけでなく、心を落ち着かせる時間でもあります。
子育ての合間のほんのひととき、本を開く時間が、自分を整える時間にもなっていることに気づきました。


読み終えた本を手放すという選択

読書を再開してみて、もう一つ考えるようになったことがあります。
それは、「読み終えた本をどうするか」ということです。

以前は、なんとなく本棚に並べたままにしていましたが、今は「手元に置いておく必要があるかどうか」を意識するようになりました。

読み終えて満足した本、もう一度読む可能性が低い本については、思い切って手放すことも選択肢に入れています。
そうすることで、本棚が整い、次に読む本も選びやすくなり、家の整理整頓にもつながっていきます。

読書習慣の回復から、暮らしを整えることにもつなげていきたいと思います。


子育て中でも続けられる読書習慣の作り方

読書は、まとまった時間がないとできないもの、と思い込んでいました。
しかし実際には、短時間でも、やり方次第で十分に楽しめます。

・1冊にこだわらない
・10分だけ読むと決める
・気分で本を選ぶ
・読み終えたら手放すことも考える

このようにハードルを下げることで、読書習慣が取り戻せそうです。


積読は「これからの楽しみ」

これまで、積読はどこか後ろめたい存在でした。
しかし今は、「これから読む楽しみがたくさんある」と、前向きに捉えられるようになっています。

子どもたちに願ってきた読書習慣を、まずは自分自身から。
リハビリのつもりで始めた読書が、少しずつ日常の楽しみへと戻りつつあります。

これからも無理なく、自分のペースで、本と向き合う時間を大切にしていきたいと思います。

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