「人生まるごとコンテンツ」という言葉を、以前どこかで耳にしました。
誰の言葉だったのかは覚えていませんが、その言葉だけはずっと頭の片隅に残っています。
ブログを書き始めてから、その意味が少し分かったような気がしています。
以前の私は、起きた出来事を真正面から受け止めていました。
嫌なことがあれば、その日一日ずっと嫌な気持ちのまま。
失敗をすれば、「なんでこんなことをしてしまったんだろう」と、自分を責め続けていました。
出来事と自分との距離が、とても近かったのだと思います。
ブログを書くようになってからは、その距離が少し変わりました。
何かあると、「これは記事になるかな」と考えるようになったのです。
もちろん、その瞬間は嫌なものは嫌です。
落ち込みますし、腹も立ちます。
でも、「どうして私はこんなに落ち込んでいるんだろう」「この出来事から何を感じたんだろう」と文章にしようとすると、自然と一歩引いた場所から出来事を見ることになります。
当事者でありながら、少しだけ観察者になるような感覚です。
すると、不思議なことに、出来事そのものは変わっていないのに、受け止め方だけが少し変わります。
真正面からぶつかっていた頃よりも、「こういうこともあるか」と思えるようになりました。
起きた出来事を、少し離れたところから眺めてみることができるようになったような。
ブログを書いていなければ、ただ嫌な思い出で終わっていた出来事も、文章を書くことで少し整理されます。
一度言葉にしてみることで、出来事との距離は少しだけ変わるような気がしています。

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