先日、ある子どもから話しかけられました。
その会話の中で、私の子どもに関する話をされたのですが、その内容は事実ではありませんでした。
まずは自分の子どもたちに確認し、何も問題がなかったことが分かりました。
その時点で一安心したものの、心の中には、何とも言えない後味の悪さが残りました。
改めて、「嘘」というものは、人の心を大きく揺さぶるものなのだと感じた出来事でした。
嘘にもさまざまな種類がある
「嘘はよくない。」
子どもの頃から、誰もがそう教えられて育ってきたと思います。
とはいえ、大人になると、世の中にはさまざまな種類の嘘があることにも気付きます。
相手を安心させるための嘘。
サプライズを成功させるための嘘。
冗談として笑い合うための嘘。
相手を傷つけないために、本音を少しだけ隠す嘘。
そうした嘘まで、すべて悪いものだとは思いません。
一方で、今回私が受けたような、人を不安にさせたり、疑わせたり、傷つけたりする嘘は、まったく別のものだと感じています。
その一言によって、関係のない人まで巻き込まれたり、誤解が生まれたりすることがあります。
嘘は一瞬ですが、その影響は長く残ることがあります。
「子どもだから」と割り切れない気持ち
相手は子どもでした。
だから、「まだ善悪の判断が十分ではないのだろう」と考えることもできます。
実際、子どもは空想と現実の区別が曖昧だったり、自分を大きく見せたかったり、叱られたくなかったりと、大人には理解しきれない理由で嘘をつくことがあるのかもしれません。
だからといって、すべてを「子どもだから」で済ませられるかというと、私はそうは思えませんでした。
今回の嘘は、決して微笑ましいものではありませんでした。
嘘をつく理由は、私には分からない
その子が、なぜそのような話をしたのか。
寂しかったのかもしれません。
注目されたかったのかもしれません。
あるいは、まったく別の理由があったのかもしれません。
本当のところは、本人にしか分かりません。
ただ一つ言えるのは、その嘘によって、私の中の警戒心は一気に高まったということです。
人は信頼を築くには時間がかかりますが、信頼を失うのは本当に一瞬です。
それを改めて実感しました。
わが子には、誠実な人になってほしい
自分自身を振り返ってみても、一度も嘘をついたことがないとは言えません。
子どもの頃には、叱られたくなくてごまかしたこともあったでしょう。
大人になってからも、相手への配慮から本音を飲み込んだことはあります。
だから、「嘘をつくな」と完璧を求めるつもりはありません。
それでも、人を傷つけたり、誰かを陥れたりするための嘘だけは、できる限り避けてほしい。
そんな人に育ってほしいと願っています。
誠実であることは、派手ではありません。
すぐに評価されるものでもありません。
でも、長い人生の中で、信頼という大きな財産を築いていくためには、とても大切なことだと思っています。
最後に
世の中には、いろいろな嘘があります。
優しさから生まれる嘘。
場を和ませるための嘘。
自分を守るための嘘。
そして、人を傷つける嘘。
すべてをなくすことは難しいでしょう。
それでも、人を不安にさせたり、傷つけたり、誰かの信頼を壊したりする嘘だけは、少しでも減ってほしい。
今回の出来事を通して、私は改めてそう感じました。
そして、自分自身も、誠実であることを、これからも大切にしていきたいと思います。

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