時々、ホームベーカリーでパンを焼きます。
材料を入れて、ホームベーカリーにおまかせ。
パン生地ができあがったら、取り出して、今度は自分の出番です。
生地をいくつかに切り分けて、手で丸めていきます。
これまでは、特に何も考えず、目分量で切り分けていました。
「このくらいかな」
「こっちはちょっと大きいけど、まあいいか」
できるだけ同じ大きさになるようにはしていましたが、きっちり量ってはいませんでした。
パン生地を一つずつ量ってみた
ところが最近、ふと思い立って、生地を切り分けるときに、はかりで一つずつグラムを測るようになりました。
一つずつ重さを確認しながら切り分けていきます。
正直なところ、ちょっと面倒です。
目分量なら、切って丸めるだけ。
それが、はかりを使うと、
「あと少し足そう」
「こっちはちょっと多いから減らそう」
と、一つずつ確認する作業が増えます。
パン作りの中では、ほんの小さなひと手間です。
でも、このひと手間を加えるようになってから、焼き上がったパンを見るのが少し楽しみになりました。
焼き上がりがなんとなくきれい
生地を均等に分けるようにすると、当然ですが、焼き上がったパンの大きさもそろいやすくなります。
並べて焼いたときの見た目も、以前より整っているように感じます。
なんとなく、いつもより上手に焼けている気もします。
もちろん、パンの出来は生地の状態や発酵、成形、焼成など、いろいろな条件に左右されます。
「グラムを測ったから必ずおいしくなる」とは言えません。
それでも、同じくらいの大きさのパンを作ることで、焼き上がりのばらつきが少なくなったように感じるのは確かです。
何より、焼き上がったパンがきれいに並んでいると、それだけでちょっとうれしい。
手間をかけた分だけ、見た目にも変化が出て、それが楽しいです。
「ちょっと面倒」を試してみる
普段の生活には、ルーティンになっている作業がたくさんあります。
毎日やっていることほど、
「いつもこうしているから」
という理由で、そのまま続けていることも多いのではないでしょうか。
でも、そんな作業に、あえて少しだけ手間をかけてみる。
逆に、いつも丁寧にやっていることを、少し手抜きしてみる。
そうすると、思いがけず発見があります。
「ここは丁寧にやった方がいいんだ」
「これは別に手を抜いても大丈夫だった」
「この作業は、思っていたより時間をかけなくても問題ないな」
など、自分なりのちょうどいい加減が見えてきます。
今回のパン作りでいえば、私は「生地を量る」というひと手間が、今のところ気に入っています。
小さな実験が、家事をちょっと面白くする
家事や料理は、毎日のことだからこそ、効率を重視したくなります。
できるだけ早く。
できるだけ楽に。
できるだけ手間をかけずに。
もちろん、それも大切です。
でも、時々
「少し手間をかけたらどうなる?」
「逆に、ここを省いたらどうなる?」
そんな小さな実験をしてみると、いつもの作業が少し違って見えてきます。
今回のパン作りも、ふと「生地を量ってみよう」と思っただけでした。
それが、焼き上がりの見た目が整って、ちょっとうれしくなった。
そして今では、パンを作るときの小さな楽しみの一つになっています。
毎日の暮らしの中には、こういう「やってみないと分からないこと」が意外とたくさんあるのかもしれません。
これからも、ルーティンの中に小さな実験を取り入れてみようと思います。
次は、どんな「ひと手間」が暮らしを変えてくれるでしょうか。

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