人と比べてしまうのは悪いこと?比較との上手な付き合い方を考えてみた

日々のこと

「人と比べない方がいい。」

そんな言葉を耳にする機会は少なくありません。

私自身も、その通りだと思っています。

それでも時々、不意に誰かと自分を比べてしまうことがあります。

「あの人はすごいな。」
「私はまだまだだな。」

そんなことを考えている自分に気付くと、今度は「また比べてしまった」と、そんな自分にがっかりしてしまうこともあります。

でも最近、「比較することは、本当に100%悪いことなのだろうか」と考えるようになりました。

比較が悪いとは言い切れない理由

世の中には、「切磋琢磨」という言葉があります。

スポーツでも勉強でも仕事でも、ライバルの存在があるから頑張れる人はたくさんいます。

「あの人に追いつきたい。」
「去年の自分を超えたい。」

そう思うことが、努力する原動力になることもあります。

実際、受験勉強でも、部活動でも、順位や記録があることで力を発揮できる人もいるでしょう。

もし比較することが完全に悪いことなら、「向上心」というものも生まれにくいのかもしれません。

そう考えると、比較そのものが問題なのではなく、「比較した結果、自分がどういう状態になるか」が大切なのではないかと思いました。

比較して苦しくなるなら、一度立ち止まる

一方で、比較することで苦しくなることもあります。

SNSを見れば、自分より活躍している人が目に入り、仕事でも趣味でも、「もっとできる人」はいくらでもいます。

そんな人たちを見続けていると、

「自分はダメだな。」
「何をやってもかなわない。」

そんな気持ちになってしまうこともあります。

その状態が続くと、向上心ではなく、自信を失う原因になってしまいます。

そうなるくらいなら、無理に比較を続ける必要はないのでしょう。

結局のところ、一番大切なのは、

「自分はどうしたいのか」

という視点なのだと思います。

誰かより優れているかではなく、自分は何を目指したいのか。

誰かに勝つことではなく、自分はどんな毎日を送りたいのか。

そこに意識を戻せると、気持ちがずいぶん楽になる気がします。

人によって、やる気の出る方法は違う

人によって性格も価値観も違います。

ある人は、

「一番になりたい。」

という気持ちが大きな原動力になることもあるでしょう。

一方で、別の人は、

「昨日の自分より少し前に進めればいい。」

という考え方の方が、無理なく続けられることもあるでしょう。

焦らず、自分のペースで積み重ねる方が、本来の力を発揮できる人もいます。

どちらが正しいという話ではなく、自分に合っている方法を知ることの方が、ずっと大切なのだと思います。

自分の「取り扱い説明書」を作る

「自分を知ること」の大切さを感じます。

何をするとやる気が出るのか。

どんな環境だと集中できるのか。

どんな言葉をかけられると前向きになれるのか。

逆に、何をすると気持ちが落ち込みやすいのか。

そうしたことを少しずつ知っていくことは、自分だけの「取り扱い説明書」を作るような作業なのかもしれません。

世の中には、たくさんの成功法則や自己啓発の考え方があります。

もちろん参考になるものもたくさんあります。

でも、それをそのまま自分に当てはめる必要はないように思います。

「この考え方は自分には合っている。」

「これは少し苦しくなるから、別の方法にしよう。」

そんなふうに、自分なりに取捨選択していきたいなと思います。

子どもたちにも、それぞれの個性がある

このことを考えていて、自然と子どもたちのことも思い浮かびました。

我が家には二人の息子がいますが、同じ家庭で育っていても、性格も得意なことも興味を持つことも違います。

兄には兄の良さがあり、弟には弟の良さがあります。

親としては、つい兄弟を比べてしまいそうになることもあります。

でも、本当は比べる必要などないのでしょう。

それぞれが持っている特性や個性を尊重し、その子らしく力を伸ばせる環境を整えること。

それが親としてできることなのだと思います。

自分と誰かを比べ続けるよりも、「自分はどう生きたいか」を大切に。

比較することが悪いのではなく、比較に振り回されないこと。

そんなことを意識しながら、自分自身とも、子どもたちとも向き合っていけたらいいなと思います。

コメント