「いつか使うかもしれない。」
そんな思いで保管しているものはありませんか。
近年は、必要になったら買い直した方が、家の中もすっきりするという考え方も広く知られるようになりました。
私自身も、その考え方には共感する部分があります。
実際、本棚を整理した際には、多くの本を手放しました。
一方で、「手放さなくてよかった」と思える出来事もあります。
今日は、約10年以上前に購入した一つの文房具が、思いがけず活躍したお話です。
結婚した頃に買った写真印刷用ハガキ
約12年前、結婚した頃のことです。
写真もきれいに印刷できる専用ハガキを購入しました。
100円ショップの商品ではなく、家電量販店で購入した少し品質の良いもので、それなりの価格だった記憶があります。
使い切れずに何枚か残ってしまいましたが、
「また写真を印刷する機会があるかもしれない。」
そんな気持ちで保管していました。
とはいえ、明確な使い道があったわけではありません。
保管場所もそれほど取らず、何より、私は文房具が好きです。
その”好き”という気持ちが、長い年月そのハガキを残していた理由だったのかもしれません。
約10年後、突然やってきた出番
それから長い年月が過ぎました。
その間、一度も使う機会はありませんでした。
「もう使うことはないかも。」
そんなふうに思うこともありました。
使わない物を持ち続けていると、少しずつ罪悪感が生まれてきます。
「場所を取っているだけではないか。」
「そろそろ処分した方がいいのではないか。」
そんな考えが頭をよぎることもありました。
しかし今年、そのハガキについに出番がやってきました。
活躍の舞台は、長男の自由研究です。
研究内容をまとめる中で、写真をきれいに印刷する必要がありました。
そこで思い出したのが、あの写真印刷用ハガキでした。
印刷してみると、発色もきれいで、自由研究の資料として十分満足できる仕上がりになりました。
「まさか、こんな形で役立つとは。」
思わず嬉しくなりました。
「捨てなくてよかった」と思える瞬間
長い間使わなかった物でも、必要になる日が来ることがあります。
もちろん、それは決して多くありません。
だからこそ、「捨てなくてよかった」と思える瞬間は、とても印象深く感じます。
あの時処分していたら、この満足感は味わえなかったでしょう。
何年も眠っていた物が、ようやく本来の役割を果たしてくれて、とても嬉しくなりました。
一方で、何でも残せばいいわけではない
とはいえ、この出来事だけで「物は何でも取っておくべき」と考えているわけではありません。
近年は、「必要になったら買い直す」という考え方も、とても合理的だと思っています。
私自身も、その考え方を取り入れて、本を思い切って整理しました。
読まなくなった本を手放したことで、本棚はすっきりし、本当に必要な本だけが残りました。
また、最近ではメルカリも利用するようになりました。
自分では活用しきれない物でも、必要としている方に使っていただけるなら、その方が物にとっても幸せなのではないかと思うようになりました。
物を捨てることだけが正解でもなく、持ち続けることだけが正解でもありません。
譲るという選択肢も、今の時代ならではの素敵な方法だと感じています。
自分に合った「物との付き合い方」を見つけたい
世の中には、さまざまな片付け術や収納術があります。
「一年使わなければ処分する。」
「迷ったら捨てる。」
そうした考え方も、とても参考になります。
一方で、私のように文房具が好きで、「いつか使えるかもしれない」と感じる物もあります。
今回の写真印刷ハガキのように、10年以上経ってから活躍することも、本当にあるのだと実感しました。
もちろん、すべての物がそうなるわけではありません。
だからこそ、大切なのは、自分が納得できる物との付き合い方を見つけることなのだと思います。
必要になれば買い直す。
手放して誰かに使ってもらう。
そして、本当に大切だと思う物は、無理に手放さず大切に持ち続ける。
そのバランスを、自分なりに見つけていけたらいいなと思っています。
10年以上静かに引き出しの中で眠っていた写真印刷ハガキ。
ようやくその役目を果たしてくれた姿を見て、なんだかこちらまで嬉しい気持ちになりました。

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