小学4年生が初めて企画した、日帰り電車の旅

日々のこと

小学4年生と2年生の息子を連れて、3人で日帰りの電車旅へ出かけてきました。

今回の旅は、これまでとは少し違います。

企画・計画・案内役は、すべて小学4年生の長男。

目的地や乗る電車の時刻を調べ、自分なりに工程表を作ってくれました。

親が行き先を決める旅行ではなく、「子どもが主体となる旅」。

どんな一日になるのか、私自身も少し楽しみにしながら出発しました。


ワクワクして出発したものの、まさかの雨

久しぶりに乗る電車に、兄弟は朝から大興奮。

窓の外を眺めたり、駅名を確認したりと、出発した時点ではとても楽しそうでした。

ところが、電車が進むにつれて空模様が怪しくなり、目的地へ着く頃には本格的な雨。

3人で傘を差して最初の目的地へ向かったものの、あっという間に足元はびしょ濡れになってしまいました。

そして、ここで次男の気持ちも一気に曇ってしまいます。


「絶対来ない」「何も食べない」が始まった

次男は、お出かけ先で時々気持ちが切り替わらなくなることがあります。

今回も、

「絶対来ない。」

「何も食べない。」

と、いつもの言葉が始まりました。

親としては、「また始まったな」と思いながらも、その場で無理に説得しても逆効果。

少し様子を見ながら進むことにしました。


長男が下した「予定変更」の判断

最初の目的地は、実は計画を立てている段階から、

「本当に時間内にたどり着けるかな。」

と少し心配していた場所でした。

そこへ雨も重なり、このまま向かっても十分に楽しめないと判断。

その時、

「今回はやめよう。」

そう決断したのは長男でした。

自分で立てた予定を変更するのは、大人でも簡単ではありません。

でも、その場の状況を見て柔軟に判断できたことは、とても良い経験になったのではないかと思います。

計画通りに進めることだけが成功ではなく、状況に合わせて変更することも立派な力なのだと感じました。


アイスがくれた心の切り替え

次の目的地へ向かう前に、アイスを買うことにしました。

ところが次男はここでも意地を張ります。

「いらない。」

と言い続けます。

それでも、半ば強引に兄弟それぞれ好きなアイスを一つずつ選んで購入しました。

すると次第に表情が柔らかくなり、

「ごめんなさい。」

と一言。

子どもの気持ちは本当に繊細です。

本人曰く、足元が濡れてしまった不快感で心が折れてしまったとのこと。

一度気持ちをリセットできて、ほっとしました。


優しさに触れた電車の中

お父さんへのお土産として、ご当地限定のうまい棒を購入し、再び電車へ乗りました。

すると、若い男性が息子たちへ席を譲ってくださったのです。

本当に自然な優しさでした。

ありがたく座らせていただき、心の中で何度も感謝しました。

子どもたちも、きっと人の親切を感じ取ってくれたと思います。

こうした何気ない出来事も、旅だからこそ心に残る思い出になります。


お天気も回復し、待ちに待った昼食

電車で移動している間に、空は少しずつ明るくなっていきました。

二つ目の目的地へ着く頃には、すっかり良いお天気。

昼食では、兄弟それぞれ楽しみにしていたメニューを注文し、とても嬉しそうに食べていました。

ほんの数時間前まで、

「何も食べない。」

と言っていた次男とは思えないほどです。

子どもの機嫌は、まるで山の天気のよう。

だからこそ、一時の言葉だけで判断せず、少し待ってみることも大切なのだと改めて感じました。


「何か感じた」長男の一言が印象的だった

無事に最寄り駅へ到着した際、長男がぽつりと話しました。

「映画館で映画を見終わった後みたいな気持ち。」

「何か感じた。」

その数分後には、

「でも、その気持ちがどんどん薄くなってきた。」

とも話していました。

自分で計画を立て、自分で判断し、自分で予定を変更しながら進めた旅。

その経験が、心のどこかに残るといいなと思います。


子どもと一緒に出掛けられる時間を大切にしたい

朝9時過ぎに出発し、帰宅したのは15時30分頃。

ほんの半日ほどの日帰り旅行でした。

それでも、

雨が降ったこと。

予定を変更したこと。

機嫌を直したこと。

親切にしていただいたこと。

美味しい昼食を食べたこと。

すべてが、その日だけの思い出になりました。

長男は「計画する力」を、次男は「気持ちを切り替える力」を、それぞれ少しずつ育てている最中なのだと思います。

子どもたちは日々成長しています。

親として一緒に出掛けられる時間は、きっと思っている以上に限られているのでしょう。

だからこそ、この何気ない一日も、私にとってはかけがえのない思い出になりました。

またいつか、子どもたちが新しい行き先を計画してくれたら、その時も喜んで一緒に電車へ乗りたいと思います。

コメント