雨が降る前って、独特のにおいがしませんか。
「雨が降りそう。」
そう感じた数分後、本当に雨が降り始めることがあります。
息子たちは、この「雨のにおい」にとても敏感です。
「お母さん、雨のにおいがする。」
その時は、まだ空から雨粒は落ちていません。
でも、そのあと本当に雨が降り始めることがよくあります。
先日も、曇り空の中、次男と徒歩で出かけていました。
歩いているうちに、だんだん空気が変わってきます。
湿ったような、土っぽいような、あの独特のにおい。
次男は「急いで帰ろう。」と一言。
少し足早に家へ向かい、玄関に入った数十秒後、ザーッという音とともに雨が降り始めました。
ぎりぎりセーフでした。
雨のにおいって何だろう?
帰宅してから気になり、少し調べてみました。
ざっくり理解すると、雨のにおいには大きく分けて二つあるようです。
雨が降り始めのにおい「ペトリコール」
一つ目は、ペトリコールです。
これは、雨が降り始めたときに感じる独特の香りのことのよう。
雨粒が地面や植物に当たることで、とても小さな水滴と一緒に土や植物の成分が空気中へ舞い上がり、私たちの鼻まで届くようです。
そのため、まだ自分のいる場所では雨が降っていなくても、風に乗って運ばれてきた香りで「雨が来そう」と感じることがあるそうです。
「ペトリコール」という名前は、「石のエッセンス」という意味だそうで、なんだか素敵な響きですね。
雨上がりのにおい「ゲオスミン」
もう一つは、ゲオスミンです。
こちらは、雨上がりによく感じる土の香りのことのよう。
土の中にいる微生物が作り出す成分で、雨が降ったあと、水分が蒸発するときに空気中へ広がるようです。
「ゲオスミン」は「大地のにおい」という意味だそうです。
雨の日が少し楽しみになった
「雨のにおい」と一言で言っても、その正体は一つではありませんでした。
雨の降り始めにはペトリコール。
雨上がりにはゲオスミン。
それぞれ「石のエッセンス」と「大地のにおい」という意味を知ると、少し親しみが湧いてきます。
天気予報や雨雲レーダーも便利ですが、自然の変化を自分の鼻で感じ取る力って、なんだか素敵ですよね。
今度、雨のにおいがしたら、「もうすぐ雨かな」と空を見上げながら、その香りを少しだけ意識してみようと思います。

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